次に、精神的な嫌がらせとは、高齢者からおむつ交換の要求があっても介護者がわざと応じない。介護者が高齢者に対し、「早く死ね」「この役立たず」など、言葉による暴力をする。ことなどをさしています。
高齢者の虐待は、身体的な暴行よりも、こちらの精神的な嫌がらせのほうが、多数を占めています。
なぜなら、精神的な暴力を加えている介護者がその認識に乏しいからです。
たとえば、1時間に一回はトイレに行く高齢者がいたとすると、介護者はトイレに行く回数を減らすために、高齢者からトイレ介助の訴えがあっても
「○○さん、9時になったらいきましょうね。まだ8時30分ですから、あと30分待っていてくださいね。分かりましたか。」
「○○さん、トイレは15分前に行きましたよ。今トイレに行っても尿はでませんよ。我慢してください。」
など、強い口調で注意してしまうことがあります。
介護者本人は、ただ注意を与えているだけかも知れませんが、注意を受けた高齢者に話を聞くと、「まるで虐待されているみたいだ」と、訴えることがあります。
このように、高齢者の虐待は、
・身体的な暴行
・精神的な嫌がらせ
の2種類に分類されます。